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【2022年完全版】外壁塗装で詐欺に遭わない為の対策!悪徳業者の手口を解説

昨今、品質向上や優良施工に取り組む業者が増え、安心して工事を依頼できる方向になりつつありますが、まだまだ詐欺が横行しているのが外壁塗装をはじめとしたリフォーム業界です。

この記事では、外壁塗装に関する詐欺の手口、悪徳業者に引っかからない為の対策をわかりやすく解説していきますのでご参考にしていただければ幸いです。

この記事でわかること
・外壁塗装で詐欺に遭いやすい理由
・外壁塗装の詐欺で使われやすい手口
・外壁塗装で詐欺に遭わない為のポイント
目次

外壁塗装で詐欺に遭いやすい理由

外壁塗装などの家のリフォームは、業者とのトラブルになりやすく、施工不良や工事をしてくれないなどの詐欺被害も多いです。

特に、訪問販売と点検商法による相談件数は年々増加傾向にあります。

実際に国民生活センターに寄せられた件数と問い合わせ内容の事例をご紹介していきます。

訪問販売によるリフォーム工事

年度2018年2019年2020年
相談件数7,223件8,000件8,757件

点検商法

年度2018年2019年2020年
相談件数5,684件5,759件7,009件

訪問販売による相談事例

自宅の外壁塗装をお願いしたいと思い事業者紹介サイトに登録したところ、事業者から電話があり、自宅を訪ねて来た。見積もりを提示され、他社と比較したいと伝えたが応じてもらえず、仕方なく契約してしまった。

「屋根の瓦がずれていて心配だ。工事をしないと大変なことになる」と来訪した業者に言われて屋根工事の契約をしたが、解約したい。

訪問してきた業者に塗装工事を勧められた。「契約の効力はないからとりあえず署名、捺印するように」としつこく言われ、断りきれず応じてしまったが、工事をしたくない。

引用:独立行政法人国民生活センター「訪問販売によるリフォーム工事・点検商法」

事例より、業者側の強引な営業による契約トラブルが多く見受けられます。

こういうのを見てしまうと、外壁塗装を検討されていても業者と話をするのもためらってしまうのではないかと思います。

では、なぜこのように業者は強引な営業をしてしまうのか、依頼者は騙されてしまうのかを解説していきます。

依頼者は外壁塗装に関する知識がない

外壁塗装を依頼する方のほとんどは、塗装に関わることのない生活をしていますので、言わば塗装の素人です。

年中塗装に関わっている業者との知識の差は天と地ほどの差があると言っていいかと思います。

本来、それを承知して依頼者と契約をする前にしっかりとした説明をすべきところ、知識がないことを逆手に取って業者有利の契約を結ばせるモラルのない悪徳業者が多いことが問題の発端となっています。

業者が頼りにならない以上、自分で最低限の知識を身につけるしかありません。

とはいえ忙しい現代人に多くの勉強時間を費やすことは難しいと思います。

なので、この記事中でご紹介している記事だけで良いので一通り目を通されてみてください。

それだけ、業者の言われるままになることが減り、失敗する確率は大きく下がるかと思います。

外壁塗装の価格相場を知らない

上記の外壁塗装の知識がないことに合わせ、工事の価格相場も知られていません。

その理由は、外壁塗装は定価がなく、価格設定も業者によって様々です。

とはいえ、建物の大きさに応じてのだいたいの相場は存在しています。

一般的な30坪程度の建物でしたら、外壁塗装で80〜100万円屋根塗装も合わせると120万前後になることがほとんどです。

この価格差は、塗料のグレードであったり、業者の工法の違いによるものが主になります。

建物の大きさ別の価格相場を下記の記事にまとめていますので、ご参照ください。

https://nuri-labo.com/hiyou-souba/

塗りたては手抜きを見抜けない

外壁塗装の工程は、ざっくりですが下記の様に進められます。

足場設置

養生

外壁の高圧洗浄

下地補修(コーキング処理など)

下塗り

中塗り

上塗り

足場解体

塗料を上から塗ってしまう為、途中の工程を飛ばしたり、手抜き(洗浄不足、乾燥不足など)をされても完成直後は綺麗に見えてしまうので見分けがつきにくいというのが問題になります。

通常、どんなに早くても10日〜14日はかかりますので、あまりにも早く工事が終わってしまったり、悪天候の日に工事をしていることがあったら注意が必要です。

外壁塗装の詐欺で使われやすい手口

外壁塗装で業者が使う手口は様々ですが、ここではよく使われる5つをご紹介していきます。

訪問営業で外壁の劣化を煽って不安にさせる

訪問営業は突然家にやってきて

「すぐに直さないと住めなくなる」

「放置しておくとあとで高い修理費用がかかる」

などと家主の不安を煽ってその場での契約を迫ってきます。

こういう時は冷静な判断ができなくなっていることが多く、提案されている工事内容が適切なものか確認する必要があります。

10年、20年放置しているのであれば、外壁塗装をする必要はありますが、今日明日やらなければ住めなくなるものではありません。

建物の劣化は少しずつ進行していきますので、すでに長い年月経っているのであれば、数ヶ月以内に工事をすれば問題ありません。

不安を煽って契約を迫ってくる業者は、消費者の足下を見た不利な契約を結ばされる可能性が高いので注意が必要です。

大幅な値引きや特典をつけてその場で契約を迫る

「本日契約してくれたら○○万円割引します」

「キャンペーン中で足場を無料にします」

のようなその日限定の割引やキャンペーンを用いて、その場で契約を迫ってくることがあります。

これは、訪問営業だけでなく、自分で呼んだ業者であっても他社と比較されたくないのでその場での契約を迫ってくることがあります。

外壁塗装は、定価はありませんが大体の相場は決まっていますので、端数を切る程度ならまだしも、大きな割引をすることは難しいです。

大きな割引=そもそも割高に設定されている

と思っておいて間違いありません。

割引を契約の切り札にしてくる業者は一旦お帰りいただき、他の業者をよく見て検討した方が良いです。

無料点検を装ってわざと壊して工事契約を迫る

「無料で建物の状態を診断します」

「近くにいたついでなので、ご自宅をチェックさせてください」

と点検をしながら故意に壊して修理契約を迫ってくる業者もいます。

故意に壊すような業者は相当悪質ですが、元々壊れていたか、壊されたかは証明も難しい部分があります。

「無料診断」みたいなものが来ても、関わらないことが無難です。

基本的に、敷地内に立ち入らせない、触らせない方が良いです。

建物の状態チェックなどをさせてしまうと、無料でやってもらってる手前話を聞かなければならなくなり、工事の提案などされた時に断りにくくなってしまう為です。

相場よりも高い金額で契約させる

依頼主の知識がないことをいいことに、相場よりも高額で工事契約をする業者もいます

100万円程度で済ませられる工事を、200万円で契約させられたなんてこともあります。

お店で売っている物の様に定価がないので、業者の言い値でいくらでも設定できてしまうので、相場感の把握は非常に大切です。

相場よりも安くして手抜き工事をする

逆に、相場よりもかなり安価な設定にして契約を迫ってくることもあります。

相場よりも安いということは、何かしらを間引かないと業者としても利益が出せません

通常100万円かかる工事がキャンペーンで50万円になりますと言われた場合、何かしらの手抜きをされることを覚悟しなければなりません。

よくある手抜き事例として、

 ・見積り記載とは違う安い塗料を使用する

 ・規定よりも塗料を薄めて使う

 ・決められた工程通りに工事をせず省略をする

 ・塗料の乾燥が不十分なまま工程を進めて工事日数を短縮する

など

塗料を規定以上に薄めたり、工程を不十分に進めてしまうと、工事後早期に塗装が剥がれたりして再塗装をしなければならないという事態にもなり兼ねません。

外壁塗装で詐欺に遭わない為のポイント

続いて、外壁塗装で詐欺に遭わないためのポイントを10の項目に分けて解説します。

絶対にその場で契約をしない

上記で解説した、訪問営業や点検商法などは、そもそも応対しないで関わらないことがベストです。

しかし、間違って出てしまったりすることもあるかと思います。

こういう業者は、その日のうちに必ず契約をすることに全力を挙げてきますので、絶対に契約をしないことが後のトラブル回避につながります。

訪問営業ばかりが悪のように取り上げてしまってますが、塗装業者を自分で呼んで見積りしてもらった場合も、過去にも施工してもらったことのある馴染みの業者でなければ、一度帰ってもらって検討する時間を設けた方が良いです。

業者の実績を確認する

見積りしてもらった業者の実績を確認することは大切です。

会社の規模の大小は関係なく、どれくらいの年数、どれくらいの件数の実績があるのか。

歴史の浅い会社であったり、運営実績の不明な会社は、なるべくお願いしないほうが無難です。

価格の相場を確認する

何度も言ってますが、外壁塗装の価格に定価はなく業者の言い値になっています。

その為、複数社から見積りを取得することが好ましいです。

できれば3社くらいの見積りを比較して検討をしたいところです。

30坪程度の建物では、業者によって20万くらいの差がつくと思われます。

ちなみに、見積りの安い会社が良い会社と言うわけではありません。

価格の高い業者は、グレードの高い塗料を選択していたり、技術力に自信があったりするので、その値段になっている理由を営業マンに確認して検討材料を集めていくと良いです。

大幅な値引きがされていないか確認する

契約を決断してもらう為に、値引きをするのはどこの業者でも一般的に使われています。

端数を切ったり、数万円程度の値引きであれば妥当な値引きと考えられますが、業者によって数十万単位での大幅な割引した見積りを提示してくる業者も存在します。

あまりにも極端に高い金額を割引してくる業者は、そもそもの見積りを高く作成し、割引後も高めの値段設定になっていることがあります。

大きく割引をアピールしてくる業者には注意が必要です。

業者の対応、誠実性を見る

会社の質は、営業マンの対応からも判断できることがたくさんあります。

特に気を付けたいポイントは

 ・緊急性を煽ってないか

 ・質問に正確に答えているか

 ・一旦考えると言ってすぐに引くか

この辺りはよく見ておくべきです。

もちろん、態度が悪いなんていうのは論外です。

外壁塗装は、家にとって重要なリフォームですが、緊急性を求められることは稀です。

その辺の消費者側のことを理解して誠実な対応をしているかは、業者を見極めるポイントのひとつになります。

見積書:使用する塗料の品名、量が記載されているか

見積書の記載内容も目を通しておきたいです。

まずは、塗料に関して、品名や使用量(缶数)などがちゃんと記載されているかです。

塗料名が書かれていないと、見積りよりもグレードの低いものを持ち込むことが考えられますし、数量も明確でないと少ない缶数を薄めて使われてしまう心配もあります。

不安でしたら、工事当日に塗料の缶を見せてもらって見積り通りか確認しても良いと思います。

見積書:足場、塗料などの面積が「一式」になっていないか

続いて見積書の数量表記が「一式」になっていないかです。

特に、足場や塗装面積は必要数量が算出されて見積りされていますので、「一式」表示になっていると数字を誤魔化している可能性が出てきます。

もし、主要項目が一式表示になっていたら、見積りの修正をお願いしてから依頼の検討に入る方が安全です。

契約書:工事後の保証内容が明確になっているか

工事後の保証についても確認が必要です。

工事完了後に施工不良が見つかることもありますし、早期に補修が必要になってしまうこともあります。

これは優良な業者であっても起こる可能性はありますので、どんなアフターフォローをしてもらえるのかは事前に確認しておかなければなりません。

保証内容については、営業マンとの口約束ではなく、契約書にしっかり記載してもらい文書として残しておかないと、業者側に知らないと言われてしまうと泣き寝入りになってしまいます。

契約書:書面で発行してくれているか

契約書に関しては、保証項目だけでなく工事全般についての契約書を紙で発行してもらうようにしてください。

あとで、言った言ってないのトラブルになるのは、契約書がなかったり、記載に不備があったりするところからが多いです。

契約書に記載されていることであれば主張もできますし、業者に逃げられることもありません。

支払いが前金になっていないか

支払い方法について、工事前に全額支払いを求めてくる業者には注意してください。

基本は、工事完了後に仕上がりチェックをしてからの支払いになることが一般的です。

大きな家や大掛かりな工事になる場合は、工事前と後で2回分割になることもありますが、大抵の一軒家であれば工事完了後の支払いになることが普通です。

もし前払いを求められた場合は、支払い後に業者が逃げてしまうこともあり得ますのでご注意ください。

外壁塗装で詐欺に遭ってしまった時の対応方法

ここまで気を付けていれば、詐欺に遭う確率はかなり抑えられますが、万が一被害に遭われてしまった場合は、下記の方法をご検討ください。

クーリングオフを活用する

クーリングオフは、自分で業者を呼んで契約した場合には適用されません。

訪問営業で契約した場合に、契約日から8日以内に申請すれば適用することができます。

この時に、消費者側では損害賠償や違約金を負担する必要はありません。

しかし、外壁塗装の工事は契約から8日以内に完了することはありませんので、正直使いにくいのではないかと思います。

訪問営業で不安を煽られて契約してしまい、あとで冷静に考えてキャンセルしたい場合などはここに適用されます。

住まいるダイヤルに相談する

外壁塗装などのリフォームに関わるトラブルの相談先として「住まいるダイヤル」というものがあります。

正式名称は、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターといい、国土交通大臣指定の相談窓口となっています。

工事契約前の見積りのチェックなども相談できるので、トラブルが起こっていなくても利用することが可能です。

外壁塗装で詐欺に遭わない為には業者選びが大切

ここまで読んでいただきお気づきかもしれませんが、外壁塗装で最も大切なことは業者選びに尽きます。

トラブルになりやすいのは、訪問営業や点検商法など相手から営業に来るパターンです。

よく考えていただきたいのですが、技術力がある人気の業者であれば、訪問営業などしなくても予約で埋まっているはずです。

またそうした人気のある業者であれば、わざわざ相手を騙し討ちするような営業方法は会社の信用に関わりますのでそういったことをすることもありません

詐欺に遭わない業者の選び方がありますので、下記の記事をご参考にしていただければと思います。

https://nuri-labo.com/erabikata/

まとめ:外壁塗装で詐欺に遭わない為の対策

この記事では、外壁塗装での詐欺に使われる手法とその対策について解説してきました。

絶対的にトラブルが多いのは、訪問営業や点検商法になりますが、自分で呼んだ業者であっても騙されていないとは限りません

塗装について詳しくなる必要はありませんが、当サイトのコラムで価格の相場感や業者の選定など抑えておきたいポイントを知ってから取り組んでいただくだけで良い工事依頼ができることと思います。

ぜひ、参考にしていただければ幸いです。

最後に、外壁塗装の業者探しをする場合、少なくとも3社程度から見積りを取得して比較検討することをオススメします。

理由は、数社から話を聞かないと、ご自身の家にかかる費用の相場感、必要な工事の内容が見えてこないからです。

数社話を聞くと、似たような内容ながら業者ごとに特徴が出てきます。

営業マンの対応などを見ながら、良い業者探しをすることに時間を割くことが外壁塗装を成功させる最もな近道になります。

3社も業者を探すのが難しい場合は、一括見積りサイトを活用すると無料でご自宅周辺の塗装業者を紹介してもらうことができます。

当サイトでは、ユーザー目線で考えた時に「プロヌリ」を推奨しています。

プロヌリのメリットは、

 ・完全無料で3社程度紹介して見積りを依頼できる

 ・業者との日程調整、お断りなど面倒なことを代行してもらえる

 ・登録業者は事前に面談して、一定基準をクリアしている優良な業者のみ

逆にデメリットは、

 ・登録業者を厳選している為、地域によっては紹介してくれる業者が少ない場合がある

 (この場合は、ほかの見積りサイトを使えば良いだけです。)

必ず契約をする必要はありませんので、まずは問い合わせだけしてみても良いかと思います。

プロヌリについて詳しくは下記の記事で解説しています。

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以上、最後まで閲覧いただきありがとうございました。

この記事が、あなたのお家の外壁塗装をするお役に立てたら幸いです。

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