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【2022年版】戸建ての外壁塗装 塗り替えタイミングについて初めてでもわかりやすく解説

「外壁塗装のタイミングって、どれくらいなんだろう…」

「築10年を過ぎたんだけど、そろそろ外壁塗装しないとダメかな?」

外壁塗装は頻繁に行うものではないので、工事のタイミングやそもそも外壁塗装をしなければならないのか悩みは多いものではないかと思います。

この記事では、戸建ての外壁塗装を実施するタイミングを中心に解説していきますのでご参考にしていただけると幸いです。

この記事でわかること
・3月に外壁塗装をするときの特徴、注意点
・3月に外壁塗装をするときのメリット、デメリット
目次

戸建ての外壁塗装 塗り替えタイミング

日本の戸建て住宅は、外壁に使われている外壁の材質の特性上、定期的な外壁塗装が必要になります。

その理由と塗り替えのタイミングを解説していきます。

外壁塗装の塗り替えをする理由

外壁塗装は、見た目の美しさを保つことが目的のように思われるかもしれませんが、本当の目的は建物の寿命を縮めないようにする為に行います。

その為、あまり長期間外壁塗装をしないで放置することはとても危険であると言えます。

日本の戸建て住宅に使われている主な外壁材は以下の通りです。

外壁材の利用比率

材質利用比率
窯業系サイディング78.3%
アルミサイディング、金属サイディング12.5%
モルタル5.8%
その他3.6%

引用:日本窯業外装材協会 統計データ

日本の戸建て住宅の多くは、窯業系サイディングボードと言われる素材が使われています。

この窯業系サイディングは、セメントが主成分となっている為、吸水性のある素材となっています。

新品の時は、表面に防水塗装が施されていますので水を弾くことができますが、紫外線や風雨によって表面の塗膜は劣化していきますので防水効果は低下していきます。

防水性が低下することで、外壁が水分を吸収してしまいます。

その結果、外壁材の寿命の低下、雨漏りにつながり、最悪の場合は耐震性の低下、建物そのものの建て替えが必要になるなど、外壁塗装の劣化によるデメリットは多岐に渡ります。

※アルミサイディング、金属サイディングも腐食から守るために定期的な外壁塗装は必要

※モルタルは、セメントが主成分の為、窯業系サイディング同様に外壁塗装は必要

このように、外壁を保護することによって建物を健全に保つことが、外壁塗装をする本来の目的となります。

10年が外壁塗装の塗り替え検討タイミング

外壁の表面を保護している塗膜は、使われている塗料によって塗り替えのタイミングは変わってきますが、概ね10年が検討のタイミングになってきます。

外壁に使われている主な塗料の種類は以下の通りとなります。

塗料の種類耐久年数
アクリル系塗料5〜8年
ウレタン系塗料7〜10年
シリコン系塗料10〜15年
フッ素系塗料12〜20年
無機塗料15〜25年

様々な種類の塗料がありますが、主に使われているものはシリコン系塗料とウレタン系塗料になります。

いずれも耐久年数が10年前後となっていますので、10年が塗り替えタイミングと言われているのはこの為です。

新築であれば10〜15年目に塗り替え、以降は使われている塗料に合わせての塗り替えがベストとなります。

環境によって外壁塗装の塗り替えタイミングは異なる

塗料の耐久性はメーカーの目安ですので、建物の立っている環境によって長く持つこともあれば、短くなる場合もあります。

特に、紫外線の強い場所、海が近く潮風にさらされる場所、日当たりが悪く湿気の多い場所は、塗膜が劣化しやすい傾向にありますので、ご自身の家の環境を再度確認されてみることをオススメします。

外壁塗装の塗り替えタイミングの見極め方

外壁塗装の塗り替えタイミングは10年に一度なので、必ず10年でやらなければならないという訳ではありません。

当然、10年サイクルでメンテナンスをしておけば外壁の状態を良好に保つことができます。

しかし、高額な工事費用がかかりますので簡単に行えるものでもありません。

ここでは、どのような症状が外壁に見られたら外壁塗装が必要かを解説します。

外壁の劣化症状から塗り替えタイミングを検討

実際にご自身のお家を一周軽く見て外壁の状態をチェックされてみてください。

外壁材の色あせ

外壁の色あせが見られたら、外壁塗装の検討サインになります。

急ぐ必要はありませんが、色あせが見られる場合、塗膜の劣化がはじめっていると考えられます。

写真のような色あせがある場合で1年以内、軽微なものであれば1〜2年くらいの間に外壁塗装を行えたら良いです。

チョーキング現象

チョーキング現象とは、外壁に塗られている塗料が劣化することにより、顔料が表面に浮き出てしまっている状態をいいます。

外壁を手で触ってみて、粉が付着するようであれば塗料が劣化してしまって証拠になります。

チョーキングは、外壁がひび割れを起こしたり、湿気を吸収してカビが生えたりしますので、このような現象が見られた場合には早めの外壁塗装が必要になります。

少なくとも1年以内の塗り替えをオススメします。

シーリング材の剥がれ、割れ

サイディングボードのつなぎ目にはシーリング材が充填してありますが、このつなぎの部分も時間の経過と共に劣化していきます。

劣化によって、隙間ができたり、ひび割れ、剥がれなどを起こします。

軽微であれば部分的に補修をすれば済みますが、建物全体でシーリングに劣化が見られるようであれば、隙間から水が侵入したり、建物の歪みなど構造的な問題にも発展しかねません。

ご自身でチェックして判断がつかないようであれば、購入した先に見てもらうなど一度確認してもらった方が良いです。

塗膜の剥がれ

サイディングボードの塗膜が剥がれを起こしていたら、早めの外壁のリフォームが必要になります。

雨水や湿気を吸収して、ひび割れを起こしたり、雨漏りの原因になります。

塗膜が剥がれているようでしたら、半年以内にメンテナンスをしたいところです。

外壁のひび割れ

外壁にひび割れが見られた場合も要注意です。

小さなものであればさほど気にする必要もありませんが、目で見て明らかにわかるようなものや、爪が引っかかるようなものは、隙間から雨水が入ってひび割れが進行し、外壁自体が剥がれてしまうこともあるかもしれません。

建物の強度を下げてしまったり、外壁材そのものを交換しなければならなくなってしまったりと、放置すると修繕費用が外壁塗装だけでは済まないほど高額になってしまう恐れがあります。

できるだけ早く、遅くとも半年以内のメンテナンスを必要とします。

外壁塗装の塗り替えタイミングで知っておきたいこと

外壁塗装を行うタイミングは、塗装の劣化や外壁の劣化具合で変わってきますが、ここまでの解説でも半年、1年などある程度の期間に幅を持たせています。

その理由は、外壁の劣化は時間をかけて少しずつ進行しますので、10年以上かけて劣化したものが今日明日ダメになるというものではありません。

そして、外壁塗装の必要性に気づいて急いで塗り替えようとすると失敗しやすい為です。

半年、1年と時間を儲けているのは、その期間放置して良いということではなく、塗り替えの準備期間として時間をしっかり設けた方が良いからです。

季節、業者の選定から申し込みをして、業者の順番待ちなどを考慮すると、工事完了までに3ヶ月〜半年くらいはかかることがありますので、必要性を感じたら後回しにせずに少しずつ進めていかないと中々希望通りにはなりません。

外壁塗装に季節は関係あるか

まず外壁塗装に季節は関係あるのか?ですが、季節は関係あります。

日本は、北は北海道、南は沖縄まで気候がまったく異なります。

塗装は、塗料の乾燥がとても大切な為、乾燥条件に適さない季節はそもそもの塗装ができなかったり、塗装に適していないことがあります。

外壁塗装ができない条件

・気温5℃以下
・湿度85%以上
・雨や雪が降っている日
・外壁が結露している時

このように、気候や天気によって塗装が行えませんので、雪が降る時期や雨が多い季節は外壁塗装に不向きになります。

急いで外壁塗装をしようとしても、季節的にできないということがあります。

外壁塗装の費用相場

外壁塗装は、安いリフォームではありませんので資金的な準備も必要になります。

平均的な2階建ての30坪程度の建物で、外壁塗装のみで80〜100万円、屋根塗装も合わせて行うと120前後の工事費用が必要になります。

建物が大きければそれだけ工事費用も高くなりますし、外壁の劣化状況が悪い場合にも追加工事が必要になることがあります。

ご自身のお家の費用目安は、建物の大きさ別に外壁塗装にかかる費用の相場をまとめてありますので、下記の記事をご参照ください。

https://nuri-labo.com/hiyou-souba/

一度に支払えない場合には、ローンに対応している業者もありますので、相談してみると良いかと思います。

外壁塗装を依頼する業者選び

外壁塗装をする上で最も大切なことは、業者の選定です。

以前にも施工してもらった付き合いのある信頼できる業者がいない限り、業者選びはじっくり時間をかけて行いたいところです。

外壁塗装は、価格設定に定価というものがなく、一定の相場はあっても業者によってつけてくる値段は様々です。

依頼する側に知識がないことをいいことに、相場の2倍の価格で見積りを出してきたり、塗ってしまうとわかりにくくなることを逆手に決められた工程を守らない手抜き工事をするなど、騙されやすいリフォームになります。

その為、ご自身のお家の外壁塗装に必要な相場感を知ること、業者によっての施工の違いや誠実性などを見比べながら決めないと、とんでもない失敗をしてしまう恐れがあります。

だからと言って、あまり多くの業者に問い合わせてしまうと決めにくくなってしまう矛盾もありますので、3社程度から話を聞いてみるのが良いかと思います。

まず3社聞いて、しっくりこなければまた別な業者を探してみるという流れで良いかと思います。

最近は少なくなっていますが、詐欺をはたらく業者もいますので、そういった手口に騙されないよう下記の記事も一読いただけると幸いです。

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複数の業者に問い合わせてしまうと、断るのが面倒、断りにくいという問題が出てきます。

その点については、一括見積りサイトで「お断り代行」をしてくれるサイトを利用すると、面倒な部分の対応をしたりストレスを感じなくて済みますのでオススメです。

まとめ:外壁塗装の塗り替えタイミングについて

この記事では、外壁塗装の塗り替えタイミングについて解説してきました。

基本的に、外壁材の塗料の耐久性に比例していて、一般的に10年前後で塗り替えが必要になります。

ですが、10年でダメになるというものではなく、建物の立っている環境によって劣化具合も変わってきますので、築10年以上または前回の外壁塗装から10年以上経過している場合は、ご自身で一度外壁の状態をチェックしてみると良いです。

見るべきポイントは記事内で解説していますが、

・外壁の色あせ
・チョーキング現象
・シーリング剤の剥がれ、割れ
・塗装の剥がれ
・外壁のひび割れ

あたりを見て、該当するような項目があれば外壁塗装の実施を検討するタイミングになります。

予算の確保、業者の選定、塗装の季節なども踏まえ、じっくり準備して進めることが肝心です。

一番難しい業者の選定ですが、少なくとも3社程度から見積りを取得して比較検討することをオススメします。

理由は、数社から話を聞かないと、ご自身の家にかかる費用の相場感、必要な工事の内容が見えてこないからです。

数社話を聞くと、似たような内容ながら業者ごとに特徴が出てきます。

営業マンの対応などを見ながら、良い業者探しをすることに時間を割くことが外壁塗装を成功させる最もな近道になります。

3社も業者を探すのが難しい場合は、一括見積りサイトを活用すると無料でご自宅周辺の塗装業者を紹介してもらうことができます。

当サイトでは、ユーザー目線で考えた時に「プロヌリ」を推奨しています。

プロヌリのメリットは、

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 ・登録業者は事前に面談して、一定基準をクリアしている優良な業者のみ

逆にデメリットは、

 ・登録業者を厳選している為、地域によっては紹介してくれる業者が少ない場合がある

 (この場合は、ほかの見積りサイトを使えば良いだけです。)

必ず契約をする必要はありませんので、まずは問い合わせだけしてみても良いかと思います。

プロヌリについて詳しくは下記の記事で解説しています。

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以上、最後まで閲覧いただきありがとうございました。

この記事が、あなたのお家の外壁塗装をするお役に立てたら幸いです。

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